【slow slow XXX...】CD発売記念SS

2017/07/28

「はーあ……」
もう何度目かわからないため息をつく。
彼女はまだ帰ってこない。
平日、結構な頻度で帰りが遅くなる。これは同棲を始めてから知ったこと。
大変なんだろうな、なんて考えながらひとりで夕飯をとり、風呂の支度をして。
それでも帰ってこないので、夜食にも朝食にもなる野菜スープを作ってみたり、意味なくテレビラックを整理してみたり。
思いつくことは全部やって、すっかりヒマを持て余している。
「早く帰ってこーい……」
どうしようもない願いを呟いた時、玄関の開く音がした。
帰ってきた!
急いで向かおうとして、はたと足を止める。
待ちかねていた感を見せたら気を遣わせてしまうかも……。
そうだ、男ならここは余裕を見せないと。
ひとつ深呼吸をしてリビングのドアを開ける。
「おかえり」
声をかけると、靴を脱いだ彼女が顔を上げた。
「ただいま」と笑う顔に、胸がぎゅっとなる。
駆け寄って抱きしめた身体は少し熱い。やっぱり疲れてるんだ。
「メシあるよ。食べる?」
返ってくるのは、んー……と曖昧な反応。
「じゃあ風呂入る? お湯入れてある」
もうひとつの提案に、こくりとうなずく。その仕草にまた胸がきゅんとした。
「あのさ……い、一緒に入ったら……ダメ?」
思わず欲望をこぼしてしまってから、慌てて言葉を足す。
「あっ、アレだから。別に、フツーに入るだけ。
 だって疲れてるだろ、ひとりだと中で寝るかもしれないし。
 そしたら危ないし、だから……」
さらに続けようとした言葉はやわらかい感触に遮られた。
そっと離れていく唇が、やさしく笑う。
「大丈夫、ありがとう」
俺の髪を撫でたあと、「待ってて」とバスルームへ向かう彼女。
それを見送ってから、俺はふらふらとリビングに戻った。そのままソファに倒れ込む。
「なにあれ……かわいい」
そして気づいてしまう、下半身の硬い感触。
「……ばか」
彼女へか、自分へなのかわからない言葉が口をつく。
とりあえず彼女が風呂から上がるまでに、この高ぶりを抑えなければ。
今日はゆっくり寝るんだ。いちゃいちゃは、明日でもできる。
しずまれ、しずまれ……と言い聞かせながら、俺はぎゅっと膝を抱え込んだ。

END



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【商品情報】
タイトル:slow slow XXX...(スロゥスロゥ)
ジャンル:女性向けシチュエーションCD(※18歳以上購入推奨)
発売日:2017年7月28日(金)
価格:各1,800円+税
出演:峰島健太(CV.土門熱)
イラスト:カズアキ
シナリオ:いりのたまこ
制作・発売元:ステラワース
※敬称略※

※音声は全編ダミーヘッドマイクで収録しています
※ステラワース様、アニメイト様にて2枚同時購入特典CDがございます
※本編およびアニメイト様特典は、『ポケット★ドラマCD』にて後日配信予定です

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